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(無題)

 投稿者:瓦侍興津  投稿日:2009年 3月24日(火)11時09分52秒
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   【WBC 日本9―4米国】日本代表の松坂大輔投手(28)が米国戦で粘りの投球で今大会3勝目を飾った。序盤から制球が定まらなかったが、試合の中での修正能力を発揮。4回2/3を5安打2失点にまとめ、前回大会から6連勝を飾った。現時点では2大会連続となるMVPの最有力候補。侍投手陣のリーダーがマウンドでの仕事を終え、鼓舞し続けてきた若手に連覇のバトンを託した。

 松坂はもちろん満足しない。「大胆さが足りなかった。悪いなりには投げられたという普段よく見る自分だった」。だが城島は「彼の良さは1つの球が駄目な時にそれが使えないからといって崩れないこと」と言った。悪くても試合をつくる。松坂の特長は大一番の米国戦でも発揮された。

 試合の中で立て直せる強み。それは直球に表れた。2回まで16球のうち9球がボール。3回以降は19球の直球のうちストライクゾーンへ14球を投じた。初回、先頭打者のロバーツに真ん中に入った直球を中越えに運ばれた後、直球が指に引っかかって低めに大きく外れ続けた。だが強風と気温10度以下となる劣悪な環境で立て直した。5回1死一、二塁でライトを見逃し三振に仕留めた。最後の直球は外角低めに制球された。城島は「松坂のエースと言われるゆえん、その球を最後に見られた」と語った。

 今大会も前回と同じく3戦3勝。だが、自分のことだけ考えれば良かった3年前とは中身が大きく違う。「選手にどこまでアドバイスすべきなのか。個々で感じ取ってもらうこともあれば、言うべきこともある。難しいですね」。雑談ひとつにしても、言葉を選んだ。アテネ、北京両五輪で主将を務めた宮本(ヤクルト)にも連絡してアドバイスを求めた。「大輔なら絶対に大丈夫だ!」。その言葉に勇気をもらった。毎日のように別々の選手と夕食に出掛けた。ダルビッシュは宮崎合宿当初「松坂さん」と言っていたが、今では「大さん」と呼ぶ。

 そんなふうに可愛がってきた若手が米国相手に堂々と腕を振って投げた。「本当に頼もしいと思って見ていた」。登板した3試合で「どんな状況下でも、自分の今あるすべてを出し切るか」を言葉ではなく背中で伝えてきた。若手は見事に実践した。やってきたことは間違いではなかった。

 「前回はチャンピオンになってもアメリカに負けたままだった。勝敗をつけることができて良かった。でも、まだ。僕は投げられないけど、必死に応援します」。近くで変化を見守ってきた。だから、若手に自信を持って、すべてを託せる。
 
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